10円の価値

本日も稽古。
今日は久しぶりに合流した役者がいたので立ち稽古は無しで台本を読む。

いやぁ、このお芝居は天然な役者さんが多い分、まだまだ広がるなぁ。

稽古後はジパング名物の飲み会です。この劇団にいると命に関わらない限りは禁酒とは無縁になるわ。

本日のメンバーは主宰、目次のメッチャン、女優ことサヤカ嬢、今回初客演のデカこと藤田まことくん。

これまた愉快やね。

メッチャンや女優は何度か共演させてもらってるので、だいふ心得ている部分はあるがデカはこれからもっと仲良くなって、広がるんだろぅなぁ。

とりあえず胡散臭い(笑)。
コメディー向きです。

そんなこんなしてたら終電逃しました。で、タクシーで帰ったわけですが、運転手のオイチャンと気があったらしく家に着くまで道に咲く桜を見ながら人生を考えたりして。お酒の力を借りて初めて会う人と深い話をしちゃいました。知らない人と深い話をすると、いつもは言えない臭い事とか言えちゃったりするのね。それはそれで楽しいもので。

気が付いたらメーターは2510円を指していたのだが『…いいよ、2500円で』。
まるで親指をグッと立てて任せときな、とでも言いそう。

10円。

確かに10円。

10円だけを何がグッやねん、なんて思うけど。

でも、最近凹み気味だった私には確実に10円以上の価値がありました。

一期一会。

ふと、こういう出会いがあると引き籠れねぇなぁと思う。